80年代のラジコンに搭載されていたセメント抵抗のダミーです。
この頃に設計されたラジコンの中には、このセメント抵抗を含めてボディデザインとなっているものがあります。
ESCが主流となった現在のR/Cでは、このセメント抵抗がありませんので、その部分が謎の空間になっています。
それを補完するパーツです。
写真左が今回製作したダミーで、写真右が当時のセメント抵抗(保護カバーのみ)です。
パーツ構成
- ダミーレジスタ本体
- ベースプレート(別で製作)
組み立て&塗装
まず、ベースとなるプレートを製作します。
1mm程度の厚みのある適当な板を用意して切り出します。
- プレートサイズ 25mm x 28mm
- ネジ穴 Φ3mm
- ネジ穴中心間距離 20mm
私は不要になったタッパーウェアを切り出して使いましたが、ミニ四駆のFRPプレートとか、不要になった下敷きとか色々使えるものはあると思います。
ダミーレジスタ本体は一体成形となっています。
3Dプリンタの精度にもよりますが、表面に積層跡が残っている場合がありますので、上面だけでも均一に仕上げるとリアルになります。
平面なので、ペーパーヤスリよりもカッターナイフを使ったカンナがけの方が簡単に仕上がります。
(参考)ワンランクアップ!ガンプラ製作のナイフ活用例【お気楽ガンプラテクニック 2022】
塗装する際は、最初に白で全体を塗装し、内部のみマスキングをして再度シルバーで塗装してください。
車用か模型用のホワイトプライマーがあると下地と塗装が一緒にできるのでオススメです。
ダミーレジスタを横から見るとわかりますが、左右に貫通するように空間を設けていますので、ここに紙(幅約22mm)を差し込むと簡単に内部をマスキングすることができます。
私の場合は、タミヤの缶スプレー「アルミシルバー」を使いましたが、アルマイト風の色にしても良いかもしれません。
ダミーレジスタとベース板は適当な接着剤を使用して接着してください。
私は、写真のような接着剤を愛用しています。
なお、ラジコンは激しく動くので、衝撃に弱い瞬間接着剤は避けたほうがいいかもしれません。